訪問ありがとうございます。
私が保育内でレッスンをしている園は運動会に向けて様々なお遊戯を練習しています!
その1つに跳び箱の開脚跳びがあります。
今回は開脚跳びの指導方法をご紹介します!
跳び箱の重要性
跳び箱は非常に危険です!
マット運動や鉄棒と比べても跳び箱でのケガは多く、骨折などの大きなケガが多いのです。
そして跳び箱は跳べる子どもほどケガが多いのです。
では何故、危険な跳び箱をするのでしょう?
基礎的な運動能力が詰まっている
基礎的な運動能力とは大きく分けて3つ
- 走る
- 跳ぶ
- 投げる
この運動能力の大きいものから小さいものまでを組み合わせたものが1つの技になります。
例えば前回ご紹介した鉄棒の前回り
- ジャンプしてお腹をつける・・・跳ぶ
- ツバメになる・・・腕支持
- 上半身を下に・・・逆さ感覚
- 足の裏でこけないように下りる・・・バランス
これらの運動能力が組み合わさってできる技です。
では跳び箱の開脚とび
- 踏切板(ロイター板)まで走る・・・走る
- 踏切る(足を閉じて)・・・ジャンプ
- 手を遠くにつく・・・腕支持
- 足を開いて跳ぶ・・・手の突き放し感覚・ジャンプ
- 着地・・・バランス
運動能力の組み合わせが多いのと、約束事(注意点)も多く頭を整理して身体で覚える事が重要となり必要科目となります。
たくさんの種類の技があること
跳び箱にはたくさんの技があります!
・開脚跳び(横・縦)・閉脚跳び(横・縦)・手つき横跳び など
鉄棒も技の種類は豊富ですが、跳び箱はマット運動の技を応用したものも数多くあります。
・台上前転・飛び込み前転・頭はね跳び・側方倒立回転跳び・前方倒立回転跳び など
鉄棒とはまた違ったダイナミックな技が多いのも跳び箱の特徴でもあります。
開脚跳び指導方法
開脚跳びを指導するときは、始めは跳び箱を使わずに練習しましょう!
そこで頭と身体でしっかり覚えて跳び箱を使って練習しましょう!
跳び箱を使わずに
マットなど、できるだけ柔らかいクッション性のある上で、そこに透明の跳び箱を想定して練習しましょう!
1.透明の跳び箱の遠くに手をつく
必ず手を遠くにつくということをしっかり指導しましょう!
2.足は閉じる(グー)
足は必ず閉じましょう!(踏切る時、足を閉じるため)
3.お尻をしっかり上げる
お尻が下がると跳び箱にお尻があたり跳べない原因になります!
4.ジャンプしたと同時に足を大きく開く
足を開く癖をつけましょう!跳び箱を使って跳ぶと足が曲がる子どもが多いです。
5.開いた足は、遠くについた手より前に
ここが一番大事です!手より足が前にいかないと跳び箱は跳べません!
6.足がついたら手を離す
ジャンプと同時に手を離すのはダメ!(カエルジャンプ)
手より足が前に来るタイミングで手を離すことができればベスト!
跳び箱を使って
しっかり頭と身体で覚えたら跳び箱を使って練習しましょう!
この練習方法では跳び箱の高さは幼児なら2~3段、小学生なら3~4段
1.跳び箱に手をつく・足は閉じる
確認!・・・手は遠くについているか? 足は閉じているか?
2.足を大きく開いて跳ぶ
確認!・・・足はしっかり開いているか? 手より足が前に出ているか?
この2つの練習方法で繰り返し練習をしましょう!
次のレベルへ!
この練習方法を繰り返ししたけれど・・・
跳べない子どもは必ずいます!
なにが原因で跳べないのかをつきとめましょう!
・足が開かないのか?
・お尻が下がり跳び箱にあたるのか?
・手より足が前に出ないのか?
次回は跳べない子どもへの練習方法、踏切り、家でもできる練習方法の紹介をしたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました。