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前回は跳び箱の重要性と開脚跳びの指導方法について紹介しました!
今回は跳べない子どもへの練習方法・踏切り・家でできる練習方法について紹介したいと思います!
跳べない子どもへの練習方法
跳べないのには必ず理由があります。
何度も跳んでいる中で跳べない理由をつきとめましょう!
お尻が下がり跳び箱に乗ってしまうとき
お尻上げジャンプ
1.跳び箱に手をつく(遠くに)
2.お尻を高く上げ真上にジャンプ(2回繰り返す)
腕支持はキープしたままジャンプしてお尻を高く上げたまま2回ジャンプしましょう!
頭より高くお尻を上げるようにできるとベスト!
3.3回目に開脚跳び
お尻を上げた状態で、手より足が前にいくようにジャンプしましょう!
イ~~チ(お尻上げジャンプ)
二~~ノ(お尻上げジャンプ)
サン!!(開脚跳び)
のリズムでお尻を上げることを意識して練習しましょう!
手より足が前に出ない場合
前回紹介した、跳び箱を使わない練習では上手くできているが跳び箱になるとうまく跳べない場合の練習方法を紹介します!
肩入れ
1.跳び箱に手をつく(遠くに)
2.肩入れ(2回繰り返す)
肩入れとは・・・手足を動かさず、頭と肩を手より前に出すこと。
頭と肩を前に出して戻る、を2回繰り返しましょう!
3.3回目に開脚とび
頭と肩を前に出す意識を持つと、着地の時に前のめりになり、こけることがあります。
着地の意識をしっかり持って練習しましょう!
跳べない子どもは、頭が支点となって足だけが前にいき前に跳べません。
しかし跳べる子どもは、手が支点となり頭と肩が前に出ることで足がついてきて前に出るので跳べます。
イ~~チ(頭と肩を前に出す)
ニ~~ノ(頭と肩を前に出す)
サン!!(開脚とび)
のリズムで頭と肩を前に出しながら跳ぶ意識を持って練習しましょう!
踏切り
跳び箱を跳ぶのに欠かせない踏切りの練習方法です!
始めは踏切板(ロイター板)を使わずに練習しましょう!
理由は踏切板(ロイター板)の存在と大きさです。
踏切板(ロイター板)があることでそこに意識がいき、跳び箱を跳ぶときの約束事(注意点)が守れない。←幼児に多い傾向です。
大きさが合わず踏切る場所が一定にならないこと、などがあげられます。
踏切板(ロイター板)を使わずに
1.マットの上に跳び箱を置きます。その時に踏切る場所を空けて跳び箱を置くのがポイントです!
踏切る場所を明確にすることによって、子どもも迷わず踏切ることができます!
2.子どもは走らずマットの下から踏切る
マットの下から踏切ることで踏切ることを意識して練習できます!
3.踏切ったら開脚跳び
しっかり踏切れたら手をついて開脚跳びの練習をする!
・マットの下で足を前後(チョキ)に開く(走っているイメージ)
・両足(グー)でマットの上に踏切る(ドン!)
・手をつく(遠くに)
・開脚跳び(頭と肩その後、足も手より前に出す)
これを一連の動作でおこなえるように練習しましょう!
子ども(主に幼児)に説明するときは・・・
ドン!(踏切る音) 手!(遠く) パー!(開脚)
その他に・・・
グッ!(踏切る音) トン!(手をつく音) パー!(開脚)
などとリズムを使いながら練習しています!
最初はゆっくり一つずつの動作を確認しながら練習し、慣れてきたら速くリズムよく練習するのがポイントです!

踏切板(ロイター板)を使って
踏切板(ロイター板)を使うときには踏切る場所を覚えましょう!
踏切る場所は・・・前のほう!
前過ぎると跳び箱に足があたったり、後ろすぎると手が遠くにつけません。
踏切り位置にシールなどで目印をつけるとわかりやすいです!
走らず踏切り開脚とびの一連の動作で何度も練習しましょう!
家でできる練習方法
うちの子ども跳び箱が苦手らしい、なんとかしてあげたいという保護者の方もたくさんいるのではないでしょうか?
しかし、跳び箱がある家はほとんどないと思いますので、跳び箱がなくても家でできる練習方法を紹介します!
布団の上で
前回の記事でも紹介しましたが、
1.敷布団など柔らかい物の上に手をついて、足は閉じる
※画像はマットですが敷布団などでも大丈夫です。
2.手はついたまま足を開いてジャンプ(手より足が前に)
これが基本練習です!
続いて応用編
親子(兄弟・姉妹)で馬跳び
昔から遊びの中でやっていた馬跳びをしましょう!
馬の高さを子どものスキルにあった高さに調整して練習しましょう!
飛べれば徐々に高くしたり、5回飛んだら交代など子どもが楽しめる環境づくりをしましょう!
そして着地を上手くできるようにも言葉掛けしましょう!(ケガの防止)
次回は開脚跳び完成!
次回はいよいよ、走る・踏切り・開脚跳びの練習方法、怪我をしないコツなどを紹介したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。